育成者自身の人財基盤【無料チェックシート】

人財基盤教育の鍵

プロの寿司職人は「職人育成のプロ」に育てられたのではなく、「寿司を握るプロ」の師匠に育てられます。師匠は、育成にも長けているのかもしれませんが、そもそも「握るプロ」です。

基盤形成教育も同じです。育成担当者は「育成のプロ」ではなく、「自分の人財基盤の形成のプロ」であることが大切です。

つまり、主体性・ビジョン意識・多様性の受容力・協調性などの人財基盤を教育する上で鍵となるものは、「育成者自身の人財基盤」です。

 

人財基盤教育においては、「育成や指導」という行為そのものはあまり重要ではなく、「育成者自身の人財基盤が整っていることor整えることを意識して過ごしていること」自体が教育の効果を左右します。

具体的に言えば、育成者自身が以下の状態であることが大切です。

✓継続して、
✓周りの誰よりも熱心に、
✓「自分の」人財基盤を育てている。

たとえば、人財基盤要素の一つ主体性を構成する「承認力」について見てみます。

部下や生徒のミスに対して「君は何をやってもダメだなぁ」と言う人の根底には、「私は(or人は)どうせ何をやってもダメだ」という思い込みがあるのかもしれません。同じような場面でも、自分自身を承認しきっている人は、このように考えがちです。

『人はうまく行く時ばかりじゃない。私だってそうだった。でもこんなに私は成長できた。彼だって同じだ。いや、もっとかもしれないぞ!』

すると、このような人の口から、「君はダメだなぁ」などという、相手の可能性を低く見積もった言葉は出てきにくいものです。

育成の基本

育成の基本は、「底上げより屋根上げ」です。「屋根=育成者や上位者の人財基盤」「低ければ=整っていなければor整えることに無関心であれば」、部下や生徒に対する人財基盤教育の効果は多くは期待できないかもしれません。

でも、屋根が高ければ、底上げする必要はなくなります。高い屋根へ向かって、「結果として底上げ」が叶っていきます。「自動的に」と言っても良いと思います。

育成の現実と疑問

実際には「現実」というものが立ちはだかります。忙しい、育成に余裕を持てない、早く数字・結果を出したい、悠長に育つのを待っていられない。

しかし、育成に葛藤してきた多くの人たちが抱く疑問があります。

✓育成者が急げば相手は成長するのか?
✓目先の結果・数字を手に入れるには、相手の成長の持続性と引き換えなのか?
✓部下や生徒が育つには時間が掛かるという前提は絶対なのか?

しかし、ここにもう一つの現実があります。それは、

✓忙しい。でも、慢性的な忙しさを解消したいから焦らない
✓持続発展を望むから、目先の結果・数字だけに走らない
✓相手に育ってほしいから、萎縮させない

このような現実の差や、育成者の思い込みは、どこから生まれるのでしょうか。

それは当然ながら、「育成者自身」から生まれます。

ならば、育成者が、

✓急がないように頑張る!
✓目先の結果だけを追い求めないように努力する!
✓育つのを焦らず待つ!

これで解決するのでしょうか?急いでしまう、目先の結果だけを優先してしまう、焦ってしまう、待てない、そこには「理由」があります。目についた原因に飛びつき行動を変えたり、えいえいおー!の努力だけでは、効率的ではなく、持続性も期待できません。

「育成者の人財基盤」を「体系的に」整えることが、せっかくの教育を効率的に活かす方法です。

部下や生徒、組織のためになる教育をしたいから、「体系的に」です。

育成者のマインドチェック

あなたや、あなたの周りにいる育成担当者たちの人財基盤はいかがでしょうか。チェックしてみましょう。以下、MBDGsのトレーナー養成講座で使用する資料の一部をご紹介します。

  • 時間を掛けず、直感で答えていってください(1問につき3~5秒で回答)
  • スコア結果に「良い・悪い」はありません。あなた自身の頑張りや、今後へのヒントに気づくためのチェックです。

→チェックシートPDFはこちらから

合計スコアが130を下回る場合は、以下をお薦めします。

1.人財基盤を構成する要素の理解
2.自身の人財基盤を体系的に整える

3.育成者の人財基盤を大切に考える育成者仲間を増やす

MBDGsのセミナー・ワークショップへのご参加をお待ちしています。ぜひ育成者仲間とご一緒に。

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