日本から生まれた次世代教育――MBDGs College始動へ
ANAをはじめ企業や教育現場で25年以上にわたり研修を務める中で、私は常に一つの問いに向き合ってきました。なぜ、同じ教育を受けても人によって成果やその持続性に大きな差が生まれるのか。
学びや主体性がどれほど長く生き続け、人生の繁栄や生産性へとつながるか――その違いは、スキルや知識の習得方法でも、やる気の有無でも説明できません。根底にあるのは、自分の存在そのものに価値があるという確かな感覚=自己存在感。そこにこそ、人が安定して成長し続けるための鍵があると確信するようになりました。
この気づきから生まれたのが、MBDGs(Mind-Based Development Goals) です。自己存在感を起点に、主体性・ビジョン・創造性を育てるこのフレームワークは、大学授業や企業研修で実践され、受講者の中に内面から自然にあふれる創造性やリーダーシップが生まれ、彼らの実際のビジネス成果につながり始めています。
今アメリカで、Servant Leadership(奉仕的・他者貢献的)を、実践での活用事例をベースとした高等教育への展開を試みる人たちが、その「他者貢献的」な姿勢を”努力して得よう”とする従来のアプローチに限界を感じはじめています。内面から”自然にあふれ出る”状態を育むことこそが持続発展性につながると考えるようになっているのです。日本で生まれたMBDGsは、まさにそのニーズに応える教育として関心を集め始めています。
そして今、これまで限られた場でしか学べなかったMBDGsを、より多くの人に届ける新しい学びの場「MBDGs College」として形にします。
ここでは、世代を超え、持続的な成長を可能にする心の基盤を育て、現役と次世代のリーダーが自然体のまま人と組織を導く力を身につける教育を展開します。また、米国Purdue大学のGuan氏を筆頭としたリーダーシップ・ニュースレター・プロジェクトとも連携していきます。
MBDGs College開講イベントを準備中です。
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