「みんな目指すことになってんだー」――“友達づくりの達人”に感じた違和感
学校でたまに実施される学校生活アンケート。
その裏面の見出しに、こんな言葉がありました。
「めざせ!友達づくりの達人」
思わず私はつぶやきました。
「みんな目指すことになってんだー」
すると娘が、すかさず「それな」と。
笑ってしまうようなやり取りだけど、
実はここには、今の教育や社会が抱える小さな“前提”が見えています。
「誰とでも仲良くできる人がいい」
「思いやりを持つことが大切」
もちろんその価値は尊い。
けれど、“みんながそれを目指す”前提の中で、
「一人でいること」や「距離を取る選択」が、
どこか「未熟」や「課題」とみなされてしまう空気もあります。
人との関係を築く力は確かに大切。
でも同じくらい、
自分のペースで関わりを選べる力も大切だと思う。
“友達づくりの達人”を目指さなくてもいい。
自分らしい関わり方を見つけていくことが、
本当の意味での「人間関係の成熟」につながるのではないでしょうか。
🪴 MBDGs Collegeでは、
「自分を知り、自分らしい関係を築く力」を育てています。
MBDGs College「MBDGs College」は、学生から社会人、アスリートまで、多様な立場の人々が集い、学び・挑戦・共創を通じて成長するad.fants.jp

