iU情報経営・イノベーション専門職大学でのMBDGsワークショップ

人財基盤を体型的に整えるMBDGsの教育に、一番初めに大きな関心を寄せたのは、意外にも学校や研修関係者ではなく、MBAスクールの講師や経営やスタートアップ支援をする人たちでした。経営者にとって重要な、ビジョン意識、諦めない力、歩き続ける力、自分を信じる力、仲間を築き信じる力、これらは経営者にとって欠かせない要素だけれど、経営の授業だけでは得られないものだったからです。

今回、MBDGsワークショップが導入されたのは、「在学中に全学生、最低1回の起業」を目指す、iU情報経営・イノベーション専門職大学です。導入のキッカケは、Dr.Joe Hug先生による働きかけでした。講義で伺った学校で、学生さん達との名刺交換からスタートしたのは初めてでした!さすが、起業が身近にある学生さんたちです。質問も、早速ビジネスの話だったりして、わーお!


実は、このお話を頂いた時の感想としては、「起業を目指すor既に起業している学生さんたちに、人財基盤教育が必要なの??」でした。主体性・ビジョン・・・、既にあるから、起業に意欲的なんでしょう??と。


でも、MBDGsの教育の必要性を強く感じていたのは、MBAの講師である立場の人たちでした。


「ビジネススクールやアカデミアでの研究活動、スタートアップや大企業でのビジネス、政策を立案し実行する政治や行政の世界…産官学全ての活動に当てはまる根源的な課題が、主体性を基礎とする人財基盤。組織どころか、国力すら高めるもの。だからこそ、起業して世の中をより良く変えていきたい学生達に届けたい。」


「彼らが起業すれば、自立分散型組織DAOを作っていくことになる。そのためにも、彼ら自身が人財基盤を体系的に構築していることと、その方法を身を以て理解していることが、将来必ず役に立つ。」


人財基盤が築かれても、人は困難に遭います。教育によって、困難や試練が糧に変わりやすくはなりますが、試練を彼らから遠ざけてあげるものではありません。また、主体性が低く、自信がもてず、ビジョンが見つからなくてもいいんです。そんな経験を経て、自分を築き上げながら、多くの大人たちが社会を作ってきたのですから。私もその一人です。

ただ、人財基盤教育は研究され、体系化され、進歩し、必要性を感じる教育者・経営者によって、若者のもとへ届けられています。そして、経営を学ぶのと同じように意欲的に、ワークショップに参加する学生たちがいます。MBDGsの概要をほんの少し伝えただけで、教育の目的を理解し、自分たちでワークショップを進めていく若者がいます。体系的に築かれた人財基盤がビジネスに与える影響を、はなから理解していたかのように。

「知識も、テクニックも、もちろん大切だ。でも、それを活かすマインドがなければ、まるで役に立たない。今、日本の学生に必要なのはMBDGsのワークショップだ。」

という、Joe先生の熱い思いによって、学生さんへのワークショップ導入が実現しました。まずは、3種類の主体性ワークショップを、2週間~1ヶ月の間隔を開けて実施していきます。

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