教育者・経営者のためのセミナー

10月22日(土)に開催した「教育者・経営者のためのMBDGsセミナー」のレポートです。

それぞれの世界で長年向き合った人材育成に関して、白熱した議論が交わされました。

▶経営者の感想

  • 経営者仲間でディスカッションすれば、必ず最後は教育へ行き着いてきたが、MBDGsは、これまで挙っていた問題点を見事に体系的に解決する教育だ
  • MBDGsはあらゆる起点で役に立つまさに羅針盤だ。参加して本当に良かった!
  • MBDGsはまさに人材基盤教育の本質で、6つの目標設定やそれらの繋がり、最終的に得られるアウトプットなどが的確かつ分かりやすく設計されていていて、とても気づきの多いワークショップでした。
  • 学校教育に適していることはもちろんですが、個人的にこのMBDGsと親和性を感じた一つに、DXに取り組む際や新規事業開発、特に不慣れな企業が着手前に取り組むことで、その後のプロジェクトの成否に大きな効力を発揮するのではないかとも感じました。
  • こんなにも「主体性」とは何だろう?と考えさせられるセミナー&ワークショップは初めてでした。確かに世の中には色々な人材教育がありますが、腑に落ちるまで深掘りされた内容でありながらも、しっかりと体系化されたものでした。
  • 主体性を持つための火種を自分の中に持つためにはどうすればいいだろう?相手の中に育てるにはどうすればいいだろう?子育てをしてきた親としての経験、会社員時代に部下を育てた経験、そして起業してからの今を振り返りながら、参加されている皆さんと一緒に自問自答する時間は、とても貴重なものでした。
  • 『種火のない所に、薪をくべても燃え上がらないように、主体性をもたない人を、自己肯定や有用感をもたせ自律分散的な人にすることは難しいものです。』この課題意識を私も常に持ち続けていました。私は実行できても人をその気にさせるのは、結局本人の覚悟やエネルギーでしかない。これは今、私が関わっているビジネススクールやアカデミアでの研究活動、スタートアップや大企業でのビジネス、政策を立案し、実行する政治や行政の世界…産官学全ての活動に当てはまる根源的な課題であり、よくよく考えてみれば、子供の教育はまさにこれに当てはまるなと最近つくづく感じていました。そんな時にMBDGsが、この課題意識から解決策までを見事に体系化されていて大変驚かされました。これは世の中に広めるべきコンテンツだなと!自律分散型組織(DAO)のアプローチを目指すDICTとしては、参加者一人一人にとって、なくてはならない前提条件だったからです。
  • このワークショップのテーマとなる「自立」とは、『己をよく理解し、果たすべき役割や社会における立ち位置、またその活かし方をよく知り、自信と確信をもって何事にも臨めるエネルギーに満ち溢れた状態』と言い換えられるのではないでしょうか。この「自立」が確立されていない状況下では、ビジョンや戦略も描くことができず、イノベーションや共創はあらゆる分野できっと実現することはないでしょう。
  • 国内外、産官学を回遊している私だからこそ、MBDGsの必要性を心底理解できる。分野を問わず国力の原動力となる、今の日本に一番必要なお話だと思います。

教育者の感想

  • 主体性の育成に悩み尽くした教育関係者や数々の経営者、起業家養成者の方々が注目されていることから伺える通り、MBDGsの様な本質を突いた仕組みこそが、既存の教育に漂う閉塞感を打ち破るものと感じております。
  • 「主体的になる方法」は「主体的な行動をとることではない」という言葉に最初から衝撃でした。
  • まずは「自分の軸の把握、価値と可能性を自覚している状態」があるから主体性が湧き出て、その上でビジョンを持てたり、多様性の受容や協働が生まれる、と(MBDGsは)おっしゃっています。私は教育機関の内側にいる人間の1人として、まずは育成者自身がこうした人財基盤を持たねばならない、と痛感しております。
  • 35年の教員人生を経て、子供たちに真に必要な教育がMBDGsだと感じました。教員だけでなく、親御さんにも受けてほしいワークショップでした。
  • 子供たちの自己肯定感を育てるために、人との関わりの中で自分の役割や価値を見出すことを教えてきましたが、その効果には長年疑問を感じてきました。効果が出る場合もありますが、「問題はそこではないのではないか」と考えていました。その答えが今回ハッキリと分かったのと同時に、今後どのように子供たちと関わっていけば良いのかも分かりました。

セミナーの後は、懇親会を楽しみました。

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