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MBDGsとは
MBDGsとは、主体性などの人財基盤を体系的に整えるためのプログラムです。
MBDGsのプロフィール資料はこちらから
MBDGsの言葉の由来
Mind-Based Development Goalsは、できるだけ多くの発展は心を軸とした(Mind-Based)活動の上に成り立ち、それが世の中に広まることが社会の持続可能な発展へ繋がるという思いから生まれた言葉です。
人材基盤教育をする講師が、多くの教育現場と教育提供者たちと接する中で得た葛藤をもとに、社会のためにできることとして行き着いたのが、MBDGsです。
世界からの評価
MBDGs の教育課題は、教育における革命的リーダーシップとしていくつかの授賞団体によって承認されており、その提唱者はいくつかの賞を受賞しています。
- Outstanding Leadership Award 2023 Education 2.0
- Asia’s 100 Women Power Leaders 2023 White Page International
- MBDGs の提唱者は、国際教育会議の講演者およびコンテンツアドバイザーです。
- 心の基礎教育の真の持続可能性とは何かという考えを世界の教育関係者に発信しています。
- CIO TIMES selected the advocate as “5 Rising Leader in Education to Watch in 2023”
- Also has been nominated for “Influential Leadership in Education Award” by HEaL 2024 in Las Vegas
6つのGoals
Goal.1|主体性の確立
自己理解→自己承認を経て、自分の価値と可能性を自覚。
Goal.2|ビジョンをもつ
確立した主体から湧き出るビジョンには、他者の幸せを含む。
Goal.3|多様性の理解と受容
自己承認をして初めて得られる他者受容力をもとに、異文化や多様性の理解と受入れが可能になる。自文化理解が先。
Goal.4|協調性と協働
確立した主体性とビジョンが融合し生まれる協働。
Goal.5|成長サイクル
自問自答習慣と原因自分論
Goal.6|若者との関わり
未来を築く若者が、心を軸とした発展を達成するために大切な環境作りをしていくためのサポート的関わり。
「他者を認めたり応援」は、6Goalsを踏まえて初めて安定的に叶います。自分のことを認め、価値と可能性を自覚している人にとっては、外国人や多様な人々を理解し認めることは当たり前で、自然な行為です。
「多様性が自由に行き交い、受け入れと思いやりが広まっている状態」にある人は、気づきを発信しやすく、能力を活かしやすくなります。埋もれた個性、放置された能力が活きるとき、すべての人にとって生きやすい社会が生まれると思います。
安定的、持続的な社会の発展には、6つのGoalsを踏まえた心を軸とした活動や事業が広まることが大切だと考えています。
MBDGs6つのGoalsで築かれるもの
6つのGoalsを踏まえたMBDGs人財基盤教育で築かれるものは、持続発展を支える人財にとって大切な「基盤」です。
MBDGsの活動
活動内容
(1)国内と海外での教育活動(人材基盤教育・地域異文化セミナー)
①MBDGs教育を実施
・中学校、高校、子どもをサポートするNPO団体や企業で
・テーマは「①主体性・ビジョン」「②多様性・異文化」「③協調性・協働」
②地域のための異文化セミナーを実施
・外国人との共存共栄を目指す自治体、DMOなどで
・観光庁を通して依頼し、担当専門家に弊団代表理事が指名された場合は料金は発生しない
(2)トレーナーの養成と教育の地域定着
・所属組織で人材基盤教育を行いたい方や講師の方向けに
・コンテンツ提供・人財基盤養成・講義指導
・認定試験を通過した方は「MBDGsトレーナー」として活動
・講師専用コミュニティにて継続サポート
(3)Worldwide Community 地域が繋がるための活動
・FacebookグループページでMBDGsでの情報発信や交流
・MBDGsに共感した人や、地元講師、受講者のコミュニティ
・勉強会や交流会の開催
(4)次世代との教育的関わり
・交流やビジョン共有する機会の創出
教育を受ける人
MBDGs人材基盤教育を受ける人は、
・次世代が受ける@学校などで
・従業員が受ける@会社で
・市民が受ける@自治体などで
教育を伝える人
MBDGs人材基盤教育を伝える人は、MBDGs認定講師になった以下のような方です。
・先生や職員が@学校などで
・従業員が@会社で
・地元講師が@自治体などで
MBDGsで解決できること
MBDGs基盤教育によって解決できることは、簡単に言えば、
- 自分を大切にしない行為や、自分を信じられないきもち(主体性)
- 自分が生まれた意味が分からないきもち(ビジョン)
- 人を傷つけたり足を引っ張る行為(多様性)
- 人のことを考えない行為や成果が出にくい環境(協調性)
- 挫折から立ち直れないことや、人や社会を責めること(成長サイクル)
- 若い人が大人になることにワクワクしないきもち(若者との関わり)
「不安定な主体性」が大きな一因となって起こる以下のような社会問題が解消されるための一助になることを目指しています。
- 他者への許容度が低い社会
- 若者のキャリア迷子や社会参画意識の欠如
- 外国の方の受け入れや共存に対する地域の抵抗
- 働き方改革推進に比例しない働き手のやる気
- 多様性を知識だけで受容している限界
- 外国人材など多様性を活用し切れていない組織や人材の体質
- 増える自殺者
国際比較から見た日本の若者の意識
他国と比べると、日本の若者は自分への満足度や自己効力感・肯定感が低い結果です。これは、若者に限らず日本人の「自己分析不足、マイナスへ目を向ける意識、自己承認不足」が影響していると考えられます。
ー質問1「自分自身に満足しているか」
※出典:内閣府「子供・若者白書」令和元年版特集「日本の若者意識の現状~国際比較からみえてくるもの~」
ー質問2「自分に長所があると思うか」
※出典:内閣府「子供・若者白書」令和元年版特集「日本の若者意識の現状~国際比較からみえてくるもの~」
社会への参画意識や異文化対応力の低さも現れていますが、これは、若者問わず日本人の「当事者意識と他者受容力の低さ」が影響していると考えられます。
ー質問3「社会をより良くするために関与したいか」
※出典:内閣府「子供・若者白書」令和元年版特集「日本の若者意識の現状~国際比較からみえてくるもの~」
ー質問4「異文化理解力・対応力があると思うか」
※出典:内閣府「子供・若者白書」令和元年版特集「日本の若者意識の現状~国際比較からみえてくるもの~」
自己肯定感の低さは親の育て方(愛情不足)に原因があるとする考え方もありますが、内閣府の調査によると、日本の若者は親からの愛情を感じているという結果があります。
ー質問「親から愛されているか」
※出典:内閣府「子供・若者白書」令和元年版特集「日本の若者意識の現状~国際比較からみえてくるもの~」
内閣府の調査結論によると、「家庭・学校・地域が一体となったサポートにより、子ども・若者が社会とのかかわりを自覚し自己肯定感を育むことにつながり、将来に明るい希望を持つことに寄与する」とされています。
つまり、若者自身・家庭・学校・地域社会が、自己肯定感に関して、「重要性・習得方法・サポート方法を理解し、習得習慣を持つことが大切」と言うことができます。
そして、前述の通り、自己肯定感(自己理解と自己承認によって自分の価値と可能性を自覚)は、主体的な行動や自己有用感を高めたり、成功体験を増やしても、必ずしも得られません。主体性の確立を踏まえた適切なアプローチが大切です。
MBDGsはESDの基礎
また、持続可能な開発を支える教育ESDによって重視されている能力を高めようと、教育現場では様々な取り組みがなされています。しかし、必ずしも持続効果が出ない理由は、ESD学習のための基本姿勢「主体的な学び」が引き出されない状態でインプットを増やしているからかもしれません。
制度・環境を変えても高まらない働き手の意識
また、制度や労働環境を変えることと、働き手の意識「働きがい」は比例しません。生産性を高めるには、ひとりひとりの内面を改革することが必要ということもできます。
今、世界中で持続可能な発展が重視され始めた以上、それを支える人財の資質は、益々大切になるでしょう。SDGsを支える人財の内面を支えるものが、MBDGsの教育です。
一般的な人財基盤教育とのちがい
主体性の教育
たとえば、若者や社員の主体性を引き出そうとする場合、このような光景を目にすることはありませんか。
- 主体性の確立は、主体的になること・主体的な行動を取ることを方法論としている
- 自己肯定感を高めるために、自己有用感(人の役にたつ)や成功体験の積み重ねを方法論としている
- 自己存在感という、主体性の最も根底に必要なものを省略している
- 育成者(講師・教員・上司など)自身の主体性の確立が未達成なため、若者や社員との効果的な関わりができない
このような、方法論に対する誤解や、育成者自身の未確立な主体性によって、若者や社員に見られる結果としては、
- ムリをして取り繕った主体性によって、持続成長から遠ざかる
- 行動量を増やしても、意欲の高まりは比例しない
ビジョンの教育
また、たとえば、若者や社員のビジョン意識と行動化を引き出そうとする場合、このような光景を目にすることはありませんか。
- ビジョン意識の醸成は、ビジョンや目標を抱くことを方法論としている
- 他者の幸せを願うビジョンを「良し」とする風潮
- ビジョン達成は目標設定や行動計画を方法論としている
このような、方法論に対する誤解や、育成者自身の未発達なビジョン意識によって、若者や社員に見られる結果としては、
- ビジョンハラスメントによって、逆に夢から遠ざかる
- 捏造型・即席型のビジョンが組織内のスタンダードになっている
- 目標設定や、行動を取ることで安心し、根本の心が置き去りになっていることで結局意欲が高まらない
このような方法論の誤解は、同じように、多様性の受容力・協調性の醸成でも見られます。
方法論の誤解
人財基盤を形成する方法論の誤解は、これまでの教育では重要視されませんでした。しかし、社会の発展を支える人財自体の成長や成果の「持続性」を追求する必要性があります。
たとえば、
- 歌がうまい特徴を「活用する方法」が「歌手になる」です。結果、聞いた人が喜びます。
- 思考が論理的という特徴を「活用する方法」が「資料を作る」です。結果、皆が理解しやすい資料ができます。
- 主体性を「活用する方法」が「主体的な行動を取る」です。結果、成果が持続しやすくなります。
この関係を逆から見ると、下のようになります。
- 歌で人を喜ばせたいから、歌手になります。結果は2つに分かれます。歌がうまければ可能です。
- 皆に簡単に理解してほしいから、資料を作ります。結果は分かれます。思考が論理的なら可能です。
では、主体性で見てみましょう。
- 持続成果を出したいから、主体的な行動を取ります。結果は分かれます。主体性があればうまくいきます。そもそも主体性があるのかどうか?という本質が大切です。
主体性は外から得て身につけるものではなく、主体から湧き出るもの。湧き出るから持続・安定する。人財基盤の適切な築き方=MBDGsの教育です。同じことが、ビジョン・多様性・協調性でも言えます。
人財自体の成長や成果の「持続性」を追求する教育的な流れを加速させたいのが、MBDGsの活動です。
教育の具体的な効果
1.経営大学の低学年の学生の必須課目として導入
経営を学ぶ学生・学生起業家を対象とした4か月間のワークショップは顕著な効果を示しました。
以下のレポートをご覧ください。
2.高校起業コースのプログラムに導入
高校教師の私。 宮坂さんはMBDGsのトレーナーコースを受講し、学校の起業家コースの授業にこのプログラムを取り入れ始めました。 MBDG のカリキュラムを使用した最初のアクティビティ後の彼のフィードバックは次のとおりです。
「アントレプレナーシップコースプログラムの一つで地方創生に取り組むPBLにMBDGsの教育的要素を取り入れています。 数か月が経過し、何人の生徒が積極性、他者からの評価、自信を向上させたかがわかりました。 今では明るい変化が見られます。」
3.ケニアの若者支援団体による地域プロジェクトの基礎として導入
ケニアの GACA CBO という青少年支援組織は、すべての活動の第一歩として MBDG を取り入れています。 創業者は次のように語っています。
「限られた資源や機会では、安定した分析的な考え方を持てるように心を訓練する必要があります。 Solid Mind Foundation は、ワークステーションでも生産性を総合的に向上させます。 私たちの社会の教育カリキュラムと文化としてマインドエデュケーションを受け入れることを強くお勧めします。」
“The Limited resources/opportunities require us to Train our minds so as to have a stable ,and an analytical mindset. Solid Mind Foundation holistically enhances our productivity even at our work stations. I urge us to embrace MIND EDUCATION as an educational curriculum and culture in our societies.”
4.ロボコン世界大会日本代表チームの中高生メンバー教育に導入
中高生ロボコン世界大会の日本代表チーム「サクラTempesta」は、メンバーのマインド基盤教育にMBDGsを導入しています。2017年に千葉工業大学を拠点として活動を開始したサクラは、ロボット制作だけでなく、その過程を通してメンバーの心や社会性の成長を大切にしています。活動の社会的意義を理解する企業によって、彼らは支えられています。
サクラのメンターのYukiは大学生ですが、以前はここのメンバーであり、現在は若いメンバーの支援と組織の運営に注力しています。卒業後もサクラで活動しているのは、中高生がサクラの経験を通して自信を持ち、自分を信頼し、挑戦する力を得ることができると確信し、そのサポートをしたいと思っているからです。
今、次世代への貢献を拡大しようとするサクラは、技術やコミュニケーションのトレーニングだけではなく、メンバーが芯のあるマインドを築くのに役立つ教育が必要だと考えています。「しっかりとしたマインドがある限り、中高生のメンバーたちは、いかなるスキルも向上させることができる」、これは日本代表として強敵揃いの世界大会に出場し続けたメンターたちの確信です。そして、この教育が、サクラやメンバーの持続発展における優先事項だと考えています。
このような素晴らしいチームにMBDGsが届けられることは光栄です。そして個人的には、MBDGsのワークショップを4ヶ月間受けてきたYukiが、サクラにMBDGsを取り入れることを決めてくれて、とても嬉しいです。
一般的に、メンバーや社員の持続成長にとって必要な教育は、社会人でも見極めにくいものです。分かりやすく目に見え、即効性のある効果と引き換えに、真の持続性を可能にする基礎は後回しにされがちです。しかし、中学生の頃から幾度となく世界との壁に愕然としながらも、その挑戦をやめないサクラの大学生&社会人メンターたちが、後輩育成を真剣に考え出した答えが、マインド基盤教育の導入でした。
5.3年間プログラムとしてワークショップを取り入れた高校
◆学校が基盤教育を導入した理由
・生徒のコミュニケーションが消極的(学年や部活を越えた交流がなかった)
・生徒は主体性に欠け、意欲が低かった
・教職員の指導や情熱にムラがあった
・グローバル人材を育てるという学校方針はあったが、異文化交流や英会話授業に不足を感じていた
◆入学直後から3年に渡り、基盤教育を実施
Step.1 主体性とビジョン教育
Step.2 多様性と異文化教育
Step.3 協調性とコミュニケーション教育
◆生徒に見られた変化(一例)
意識面
・勉強と部活に積極的
・周囲への感謝
・自分の個性や夢を自覚
・ビジョンや目標を意識
・多様な価値観の受け入れ
行動面
・進路を前向きに決めた
・自然に友達を応援
・人のせいにしなくなった
・表現力、発信力がついた
・日記をつけるようになった
◆教員の意見・変化
・生徒本人の意思をしっかり反映させながら進路相談に乗れるようになった
・主体性やビジョン意識、協調性を引き出す関わり方を見直した
・教員自身の主体性やビジョン意識が育った
生徒一人一人の人財基盤に変化があり、結果として、校風の改善や、表現力向上などの成果が得られました。この学校は、人財基盤教育と平行して、SDGs教育・学習旅行・職場訪問・地域活動などの取組みを行っています。
6.基盤教育を社員教育に取り入れた人材会社
◆会社が基盤教育を導入した理由
外国籍スタッフが増え、日本人スタッフの意識や社内のコミュニケーションに見られた課題が、異文化教育やコミュニケーション教育だけでは解決できず、スタッフの内面的な成長に繋がる取組みを検討していた。
◆マネージャー層と教育担当者への教育を見直し
Step.1 教育を見直す主旨の説明会
Step.2 主体性とビジョン教育
Step.3 多様性と異文化教育
◆社員に見られた変化(一例)
意識面
・主体性を見直す謙虚さ
・多様な価値観の受け入れ
・ビジョン意識の向上
行動面
・他責や批判が減った
・お互いを労うようになった
・コミュニケーションが増えた
業務面
・マネジメント層への研修時には、基盤教育(主体性)の内容を入れる
・外国籍スタッフ受け入れ教育を日本人スタッフに実施
・部署のビジョンと教育担当者全員のビジョンを見直し
7.基盤教育をコンテンツに取り入れた研修講師(CS研修)
◆講師が基盤教育を反映した理由
本当の意味でCS(顧客満足度)を高めるには、スキルとCSマインドだけでは不充分だと長年感じてきたが、抽象的にしか説明できず、研修コンテンツに反映できなかった。そこを完全に埋めるものがMBDGsの考え方だった。
◆CS教育に基盤教育(主体性とビジョン)を追加
Step.1 CSと人財基盤の関係性を見出す
Step.2 コンテンツに基盤教育の内容を反映
Step.3 基盤をベースとしたCS教育提供
◆顧客に見られた変化(一例)
受講者
・内面成長に向き合うキッカケが得られたことに満足
・仕事への積極性が高まった
クライアント企業
・内面的な成長も促す研修内容を高く評価
・社内で教育やCSに関する取組みが開始
◆講師に見られた変化
・単にCS研修ではなく、受講者の内面成長に関わることに充実度向上
・メタ認知や内面を取り扱う教育が他にはないという理由で仕事の依頼が増加
・他の研修講師にアドバイスをするようになった
・グループ会社でのCS研修を依頼された
ビジョン・ミッション・目標
MBDGs活動のビジョン
自己信頼を軸とした人が作る社会
1.多くの人たちが、
・自分のありのままを評価している
・価値と可能性を自覚している
・ビジョンや夢をもちたければもっている
2.それによって、その人たちは、
・他者のこともありのまま評価している
・他者の価値と可能性も信じることができている
・他者の夢を応援できる
3.そうして、生まれる社会では、
・多様性が自由に行き交っている
・みんなが能力を最大限に活かせている
・受け入れと思いやりが世の中に広まっている
・争いが消え、共栄に変わっている
ミッション
自己信頼生み出す主体性が湧き出る人財基盤教育を育成の常識にすること。
活動の目標
- 国内外での教育活動
- 認定トレーナーが教育を提供
- 教育基金の設立
各種イベント
以下のようなイベントを開催しています。
- MBDGsの教育を知るためのセミナー
- 教育方法を体感するワークショップ
- 交流会(教育を組織に導入している方、MBDGsに興味がある方、トレーナーやサポーターが参加)
MBDGsによって得られる未来
より多くの人の人材基盤が今より整うことで得られる未来では、不安定な主体性から生まれる社会問題が解決し、以下のような状態がスタンダードになっていると思います。
6Goalsを踏まえた多くの人が、
・自分のありのままを評価している
・価値と可能性を自覚している
・ビジョンや夢をもちたければもっている
それによって、その人たちは、
・他者の価値と可能性も信じることができている
・他者の夢を応援できる
・他者のこともありのまま評価している
そうして、生まれる社会では、
・多様性が自由に行き交っている
・みんなが能力を最大限に活かせている
・受け入れと思いやりが世の中に広まっている
→心を軸とした発展が循環する社会の実現
代表者から
一般社団法人MBDGsを立ち上げた代表理事は絆グローバルの講師です。これまで研修だけをしていた講師がなぜ、このような活動をしようと思ったかというと、世の中には基盤形成を省略した教育が一般的で、それによって、折角の教育の効果も個人の能力発揮も、最大化されていないもったいなさを感じてきたからです。
たとえば、異文化理解教育も英語も国語も算数も、主体性などの人材基盤がある状態でより活かされます。人材基盤がある人たちが集まれば、多様性が活躍しやすい環境ができます。地域も、組織も、学校も、家庭も、部活も、どこも同じです。
しかし、こういうことを言い出すと、他の講師からは「足並み揃えて」と言われました。講師登録をしていた研修会社の営業さんからは「それを言い出すと受注逃しますよ」と言われました。ある高校の先生からは「そもそも教員の基盤がなってないからな~」と一蹴されました。
講師も、営業さんも、先生も、みんな必要だと分かっているのに、片目をつぶっているようでした。至極シンプルで、それなのに基礎が築けて、未来の安定に繋がるだけでなく、より良い社会作りにも繋がる教育なのに、まるで巨大なヌリカベに襲われるかのように、みんな避けていきました。
基盤があれば、人は自分の価値と可能性を自覚し、他人のそれも当然のように認め、私利私欲だけではなく、他者の幸せが含まれるビジョンを抱くようになります。基盤形成を社会のスタンダードにしながら、そのような人から生まれる活動・事業にこそ、人脈・お金・援助・関心が循環していくことが社会作りだと思っています。教育に携わる身として、社会のためにできることが、MBDGsです。
「スキルや知識を活かすのは考え方だけど、考え方を生む、もっと内面を育てることこそが大切なのではないか」こう思ったことがある人は大勢いるはずです。そして、多くの大人たちは、体系的な教育ではなく、自助努力でなんとか内面を育ててきました。その人たちの力で、この社会が築かれました。
その社会が育つ今、持続可能な発展を支える内面は体系的に学べる時代になりました。持続性、安定性を求めるから、発展を下支えする人材基盤を丁寧に築くときが来たと思います。
ぜひ、ご一緒に力を合わせていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
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