代表理事・プログラム開発者
グローバル人財&人財基盤教育 コンサルタント&講師
一般社団法人MBDGs 代表理事
国土交通省 観光庁・地域周遊・長期滞在促進のための専門家
ANA勤務 約18年
- 外国籍従業員の採用・教育
- 社内Globalization推進
- 英国格付け機関Skytrax調査便担当チーフパーサー、ファーストクラス、多国籍Crew責任者、皇族・VIP担当
グローバル教育会社・インバウンドサポート会社に勤務
- グローバル人財・組織のための教育、採用
グローバル&人財基盤教育を始めた理由
コミュニケーションで数多くの挫折
私は、大学を卒業し、多様性に富む会社で仕事を始めた当初、外国人とのコミュニケーションに数多くの挫折を経験しました。
挫折を生んだ原因は多々あり、主体性の欠如、ビジョンの質の低さ、英語を使う目的意識の欠如、異文化に対する誤認識、他者許容力の低さ、グローバルマナーに対する無知、感謝の気持ちの欠如・・・。一言で言えば、「人間力の低さ」でした。
信頼を失い、人が離れ、評価を失い、自信をなくし、肌はひどく荒れ・・・・・・外国人が怖くて、自分を傷つける存在だと捉えていました。
しかし、心を入れ替え、20年以上の間、数万人のコミュニケーションを研究し、自分に取り入れながら、相手の国籍問わず人とのコミュニケーションがうまくいく人の要素を探し続けました。
そして、心地よくコミュニケーションを展開するノウハウ、多国籍従業員のモチベーションを高く保ち、良好なコミュニケーションを築きながら、組織として業務品質を高めるために欠かせない要素に気がつきました。
私は、確固たるマインドが基盤となるそれらの要素を身につける努力を重ねました。結果、コミュニケーションが苦手で、人を避け、殻に閉じこもっていた私は、会社のサービス品質を高めることに微力でも貢献できるようになりました。
人財基礎の大切さに気づく
「人財としての基盤」が、グローバル・ドメスティック問わずコミュニケーションに与える影響の大きさを知りました。活かされず存在の薄かった私の能力は、役割を見つけました。過去失った信頼は、勿体ない程の評価に変わりました。
人と関わる上で、
- 相手を知りたいという興味
- 興味をもってもらう嬉しさ
- 相手を知った後に出てくる更なる関心
- 自分を知ってもらう喜び
- 目的を共有しともに力を合わせる団結の興奮
- 挑戦を続ける背中を見守り、見守られる安心
- 最善を尽くした後、ともに喜ぶ達成
これらを感じた時、人の能力は最大限引き出されるのではないかと思いました。
自分が経験した挫折の仕組みや乗り越えた方法が、人の役に立てると嬉しい。そして、多様性豊かな社会で、自分や他者の能力を活かす人が増えることで、より良い社会作りが実現してほしいと思い、企業研修の講師になりました。
人財基盤教育の道に進む
企業研修では様々な教育を担当しました。グローバル組織作り、外国籍従業員教育、ビジョン、コミュニケーション、英語クレーム対応、新入社員教育、グローバルCS、リーダーシップなど。中でも、当時は、英語クレーム対応研修を実施する講師は他におらず、講師デビューはスムーズでした。
受講者は会社員だけでなく、教員、中学生、高校生、保護者、自治体の方や市民など、幅広くいらっしゃいました。色々な講師や研修会社との協業も経験しました。
その中で、教育現場や研修業界の理想と現実や、理想を形にできないふがいなさなどを経験しました。
そして、本質を踏まえた人財基盤教育が必要なこと、しかしそれはどこにもないこと、でも絶対に世の中にとって必要なことに気がつきました。数年掛けて、主体性やビジョン意識などの人財基盤を体型的に養う教育(MBDGs=Mind-Based Development Goals)を開発し、国内外へ発信しながら、伝え始めました。
発信当初は日本の教育関係者からネガティブな反応をもらいましたが、海外の教育関係者の目に止まり、SDGsの真の意味での持続達成を支えるという教育意義と、人財基盤教育の方法論の矛盾を解決するアプローチが評価され始めました。
受賞歴
- Asia’s 100 Women Power Leaders 2023(White Page International)
- Outstanding Leadership Award 2023 (Education 2.0 Conference)
- 5 Rising Leaders in Education to watch in 2023 (CIO TIMES)
- Nominated for “Influential Leadership in Education Award” of HEaL 2024 in Las Vegas
- Global Power Leader 2024 London (White Page International)
社会を変えたい教育関係者が採用
主体性やビジョン意識等の人財基盤を確立するために開発した教育(MBDGs)は、教育によってより良い社会を作ろうとする国内外の教育関係者によって、色々な場所で採用されるようになりました。
ケニアで若者支援をする市民団体の代表者の言葉
「限られた資源や機会では心を養う必要があります。 MBDGsは生産性を総合的に向上させます。 我々の社会の教育カリキュラムと文化にMBDGsが必要です。」
また、MBDGsを取り入れた創造性とマインド養成について、インド工科大学の履修必須科目で講義する、株式会社ルートブレイン代表の長田氏の言葉・・・
「私は自分自身も技術者として、また、知的財産の創出、特許取得のコンサルタントとして、様々な企業の創造性や生産性に長年向き合ってきて、すべてを支えるものは個人の主体性であると確信しています。そして主体性とは、一般的に言われているような方法では得られないと思っていた所、MBDGsの本質アプローチに出会い、これだと思いました。」
また、国際的な教育カンファレンスでは、毎年世界中から集まる実績ある教育者たちによるパネルディスカッションの内容について、アドバイスを求められるようになりました。
カンファレンス責任者「教育者から様々な改善策が提示される時、決まって、生徒の前向きさや教員の主体的な意識や関わりが大切だと結論付けられる。しかし、その先に進めないから、ディスカッションは毎年同じ結論で終わるのではないかという、掴み所のない葛藤があった。」
湧き出る主体性を育成の常識に
どっしりとした主体性は、本来内側から湧き出るものです。湧き出る流れができれば、ビジョン意識も創造性も協調性も、スムーズに伸びます。確かな基盤を育むサポートを、一緒にしませんか。