中高生ロボコン日本代表チームSakura Tempestaメンバー教育
SAKURA Tempesta
中高生ロボコン世界大会の日本代表チーム「サクラ」は、メンバーのマインド基盤教育にMBDGsを導入しています。2017年に千葉工科大学を拠点として活動を開始したサクラは、ロボット制作だけでなく、その過程を通してメンバーの心や社会性の成長を大切にしています。活動の社会的意義を理解する企業によって、彼らは支えられています。
サクラのメンターのYukiは大学生ですが、以前はここのメンバーであり、現在は若いメンバーの支援と組織の運営に注力しています。卒業後もサクラで活動しているのは、中高生がサクラの経験を通して自信を持ち、自分を信頼し、挑戦する力を得ることができると確信し、そのサポートをしたいと思っているからです。
今、次世代への貢献を拡大しようとするサクラは、技術やコミュニケーションのトレーニングだけではなく、メンバーが芯のあるマインドを築くのに役立つ教育が必要だと考えています。「しっかりとしたマインドがある限り、中高生のメンバーたちは、いかなるスキルも向上させることができる」、これは日本代表として強敵揃いの世界大会に出場し続けたメンターたちの確信です。そして、この教育が、サクラやメンバーの持続発展における優先事項だと考えています。
このような素晴らしいチームにMBDGsが届けられることは光栄です。そして個人的には、MBDGsのワークショップを4ヶ月間受けてきたYukiが、サクラにMBDGsを取り入れることを決めてくれて、とても嬉しいです。
一般的に、メンバーや社員の持続成長にとって必要な教育は、社会人でも見極めにくいものです。分かりやすく目に見え、即効性のある効果と引き換えに、真の持続性を可能にする基礎は後回しにされがちです。しかし、中学生の頃から幾度となく世界との壁に愕然としながらも、その挑戦をやめないサクラの大学生&社会人メンターたちが、後輩育成を真剣に考え出した答えが、マインド基盤教育の導入でした。
Workshop
ワークショップのテーマは「ビジョンと自己確立」でした。 心を確立するための知識を学ぼうとする彼らの集中力とエネルギーは素晴らしかったです!!事前アンケート調査の結果は以下の通りです。
- 自信を持ちたい
- 以下の方法を知りたい・・・自分を深く理解する方法、自分の強みを知る方法、自己認識を高める方法、自分の価値や可能性を知る方法、ビジョンや目標を設定する方法、他の人と仲良くする方法、チームで協力する方法、より良い英語力を身につける方法
「主体性の確立」に必要な意識を得るためにいくつかのゲームをしました。ワークショップはとても興味深く刺激的な経験だったと彼らは言いました。メンバーだけでなく、一部のワークにはメンターも参加しました。
ワークショップの導入を決めたのはメンターたちですが、10代のメンバー全員がマインドベースを磨く準備ができていることがわかりました!! だからこそ、ワークショップに臨む彼らのモチベーションはとても高かったのです!! 自己承認の習慣を身につけることを目的としたゲームでは、驚くべき数の意見が発表され、別の自己信頼・理解の習慣を身につけるゲームでは、自分の内なる声を見つけるスピードが非常に発達しました。(数分間のワークで凄まじい集中力を発揮し、出た意見の数は驚くべき数値でした)
ワークショップ後の彼らの感想は…
- ワークショップは本当に楽しかったです!!
- 自分自身も他人からも認められる素晴らしい機会でした。
- メンバーも自分に自信が持てるようになりました。
- チームのコミュニケーションはとても刺激的で、以前よりもお互いの距離を縮めることができました。
- 自分のことを分析したり、人から評価される機会がとても貴重だった。
SAKURAの活動支援のお願い
日本における中高生ロボコンチームの運営は、非常に過酷です。経済的理由から廃部するチームがほとんどです。アメリカ代表チームは、GoogleやNASAをスポンサーにつけ、挑んできます。サクラは1,000社にアプローチした中から数社のペースでスポンサーを見つけ、イベントを開催し認知を少しずつ高め、それを繰り返しながら何年間も運営してきました。
サクラの活動と、メンバーが目指している社会の姿を、ぜひ覗きに来てください。そして可能なら、彼らの支援を検討してください。よろしくお願いします。