MBDGsの前進となる人財基盤教育を、3年間で3カテゴリーの講義を、数ヶ月に1回導入した私立高校。講義と平行し、SDGs学習、研修旅行を実施。

◆3つのカテゴリー

  1. 主体性・ビジョン意識・表現力
  2. 多様性・チームの力
  3. 協調性・コミュニケーション力

◆教育導入前に学校が感じていた課題

  • 生徒のコミュニケーションが消極的(学年・クラス・部活を越えた交流がなかった)
  • 生徒は主体性に欠け意欲が低かった
  • 教職員の指導や情熱にムラがあった
  • グローバル人材を育てるという学校方針はあったが、導入したカリキュラム(異文化交流・英会話等)に不足を感じた

◆教員・生徒が感じた教育効果(アンケート調査)

  • 校内のコミュニケーションが活発になり、生徒同士が多様性を受入れるようになり、垣根を越えた絆が生まれた
  • 自分のことを人に伝えたり、ビジョンを語る光景が日常になり、恥ずかしさもなくなった
  • 多くの生徒が、自分に自信をもち、自分には可能性があると思うようになった
  • 部活でもビジョンと成長サイクルを活かし、全国大会出場等の結果を出した
  • うまくいかないことを人のせい、環境のせいにして逃げる他責の姿勢が改善した
  • 生徒が、家庭や身近な人に感謝の言葉を伝えるようになった
  • 殻に閉じこもっていた無口で人との関わりが苦手だった生徒が、自分のビジョンを仲間に語れるようになった
  • プレゼンテーション能力が向上し、大勢の前(市民など)の前でも臆せず発表できるようになった
  • 教員自身に多くの変化が見られ、ビジョン意識、協調性を引き出す関わり等は、新たな教育方法を生んだ
  • 3年生の段階では、生徒本人の意思をしっかりと反映させながら進路相談に乗れるようになった